地方競馬が経営不振で閉鎖になるというニュースが多いんですが、佐賀競馬では3年ぶりに単年度黒字を計上したようです。
佐賀競馬は鳥栖市にあるので、福岡や久留米からの集客が見込めるし、JRAとの交流レースなどでも多くのファンが集まります。これからもどんどん収支を改善して、自治体の財政に貢献して欲しいですね。
佐賀競馬単年黒字 3年ぶり、3500万円
佐賀競馬を運営する県競馬組合(管理者・坂井浩毅副知事)の定例議会が20日、同競馬場で開かれ、約3500万円の黒字となった2011年度決算を認定した。本年度予算から繰り上げ充用し、単年度収支は3年ぶりの黒字。約2億4800万円あった累積赤字は約2億1400万円に圧縮された。 11年度決算は歳入約112億9500万円で、前年度より約1億3700万円(1・2%)の減。歳出は約115億900万円で、1億7200万円(1・5%)の減となった。差し引き2億1400万円の歳入不足となり、本年度予算から繰り上げ充用した。 景気の長期的な低迷などで売り上げは年々減少し、発売金額から返還金を除いた売上金は前年度比1億5100万円(1・5%)ダウン。一方で、賞金・奨励費、人件費などの削減に取り組んだ結果、単年度収支は黒字となった。 本年度も今月4日までの売り上げ総額は前年度比95%と減少し、厳しい状況が続いている。同組合は、40周年記念「九州大賞典」や重賞競走「佐賀記念」の開催に加え、11月から始まったJRAの「I-PAT」によるネット発売を増収策の一つに収支改善を図りたいとしている。
厳選佐賀産、ミカンとイチゴに新ブランド名
佐賀県特産のイチゴ「さがほのか」やミカンで最高級ブランドの創出を目指している県は20日、新ブランドの名称が「Premier-S(プルミエ)」に決まったと発表した。フランス語で「一番」「最高」という意味。糖度や大きさなどに厳しい基準を設け、さがほのかの場合、今季の取扱量見込み約7700トンのうち、1トンしか取れない高品質のイチゴを選定する。ミカン、イチゴとも12月上旬から出荷を始める。 県は「佐賀牛」「佐賀海苔(のり)有明海一番」をプレミアムブランドと位置づけている。これに続く「プルミエ」の市場投入で「農業県佐賀」を首都圏、関西圏にアピールする。 さがほのかの選別基準は糖度11度以上で、実の大きさや外観に基準を設定。ミカンは根域制限高畝(たかうね)マルチ栽培や隔年交互結実栽培など、特別栽培した県の推奨品種を対象に糖度や酸度、外観、大きさに基準を設ける。ミカンは取り扱い見込み量2万700トン中、約5トンをプルミエブランドとして売り出す。出荷はいずれも3月下旬まで。 同日の定例会見で発表した古川康知事は「これからしっかりとした生産、出荷基準を設けられる県産品については『プルミエブランド』として広げていきたい」と話した。
地方の物産(特に農産物や酪農)は、如何にブランド化して付加価値を高めるかが重要だと思います。佐賀牛やいちご「さがほのか」のように、有名ブランドとして確立して欲しいものです。