タイラギ成貝確認できず 7季ぶり休漁か
有明海でタイラギの成貝が調査で確認されず、休漁の可能性が高まっている問題で、佐賀県と県潜水器業者会(赤木勝蔵会長)が20日、新たな20地点で実施した再調査でも確認できなかった。佐賀、福岡両県のタイラギ漁業者は29日、協議会を開き、今季の漁の許可を申請するかどうか最終判断する。 県有明水産振興センターが10月中に数回に分けて調査した55地点とは別に、漁業者が希望する太良町沖や大牟田市沖など20地点で再調査した。再調査に同行した同センターによると、稚貝は「4地点以上は確認できた」(同センター)が、いずれも高密度(100平方メートル当たり100個以上)ではなかったという。 2度の調査結果を踏まえて許可申請について判断するが、赤木勝蔵・県有明海漁協大浦支所運営委員長は「潜水士はタイラギが育つ底質ではなくなってきていると言っている。成貝がいない状況では漁を許可してもらう材料が見当たらない」と話している。休漁となれば、2005年度以来、7季ぶりとなる。
ちなみに、有明海産のタイラギは高級食材として東京などの料亭に出荷される事が多いんですが、他の地方のタイラギも美味しいです。
この冬は瀬戸内海産のタイラギのビラを食べる事になりそうです。
個人的には「タイラギのクオリティーは有明海産が№1だ」と思ってますが、採れないんじゃしょうがないですね。
残念ですが、ここは我慢するしかない。
消費者は他の海で獲れたタイラギで我慢出来ますが、「生産者は大変だろうな。」と思います。一消費者として微力ながら、有明海産の牡蠣などを食べて、支援したいと思います。