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2006-12-31-Sun 16:49:44 │EDIT

佐賀県内の本年度10大ニュース

(1)台風13号と豪雨で3人死亡、コメの作況最悪
(2)天皇、皇后両陛下を迎え全国豊かな海づくり大会
(3)がばいばあちゃんブーム
(4)市町村合併で23市町に
(5)プルサーマル計画に県と玄海町が同意
(6)ゆめタウン佐賀オープン、大型店の競争激化
(7)新幹線長崎ルート、対立続く
(8)サガン鳥栖、最高の4位
(9)江北ゲーム店主殺人、8年半ぶりに容疑者逮捕
(10)公務員の飲酒運転、厳罰化広がる

だったそうです。

やはり、大規模災害となった台風13号と集中豪雨が

トップでした。

被害が大きかった分、未だに復旧出来てないところも

沢山残っています。

農作物被害は、1~2年で取り戻すのは無理でしょう。

来年こそは、平穏で実り豊かな年であって欲しいものです。

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2006-12-29-Fri 11:20:12 │EDIT

「そぎゃんな、そんなら おりが 剃ってやろうか」            (そうですか、それならば 俺が 剃ってやろうか)

と言いました。和尚様もその気のなって

「ほんに、 ほんに そりゃよかった                     (本当か、本当にそれは良かった

剃ってくるるけ。有難かな」                          (剃ってくれるのか。有難いな)

と、頼んだという。

のつづき

それで、和尚様の頭を剃ることになったかんねさんは、

和尚様の後ろに回って、頭を剃りはじめましたが、

半分ばかり剃ったとき、急に剃るのを止めて、

「ああ、痛か。あいたたた」                        (ああ、痛い。アイタ・タ・タ)                        

と、うめき声をあげて、手で腹をおさえて、苦しみだしました。

和尚様は、びっくりして

「どぎゃんしたつけ」と、尋ねました                      (どうしたんだ)

すると、かんねさんは、

「おりゃ、ちょくちょく 腹ンせくとたい。今日はえびす様ン       (俺は時々腹が痛くなります。今日はえびす様の

ご馳走ば、食いすぎたごたる。 ああ 痛かぁ いたたたた」       ご馳走を食べ過ぎたようだ。ああ痛い いたたたた)

と、途切れ途切れに返事をするものだから、

和尚様は、オロオロして、

「そりゃ困った、寺にゃ腹ン薬ば切らしちょるばい」          (それは困った寺にはあいにく腹の薬を切らしている)

と、おっしゃるのでかんねさんは、もっと痛い振りをして

「ああ痛か!ああ死のごたる!和尚様ぁ、すまんばってん、    (ああ痛い、ああ死にそうだ!和尚様すいませんが

中町ン薬屋にゃ、おりによう効く薬ンあっけん、            中町の薬屋に、俺によく効く薬があるから

コウチ来てもらえんじゃろか」 と、頼みました               買って来てくれませんか)

すると、和尚様はうろたえて                         慌てて

「よかよか!辛抱しとかんけ。                      (いいよいいよ、辛抱しておれ

おりがひとっ走りいたちくっけん」                     俺がひとっ走り行って来るから)

と言って、寺を飛び出しました。

日頃は、ツンとして出歩く和尚様が、この時ばかりは

頭が半剃りのことも、普段着の衣のことも忘れて

草履も履かずに飛び出して行った。

それを見た町の人も、大手口で待っていた若者達も

あきれて、

「こりゃ、なんごつな。たまげたばい。                  (これは何事だ。驚いた

あいば見テンかい。 近松寺ン和尚様ンうろたえち          あれを見てみろ。近松寺の和尚様が慌てて

走ってキョーラスばい」                          走って、来ているぞ) 

「ありゃりゃ、頭どま半剃りにしちょらすバイ」            (あれあれっ、頭は半剃りにしておられるぞ)

「なして、かんねどんな、こぎゃん突拍子ンなかこつば       (なぜ、かんねどんは、こんな突拍子もないことを

シットッタじゃろか」と、口々に言って驚いた。              知っていたんだろう)

かんねさんは、和尚様が買ってきた薬を飲んで

スラゴツん、腹痛を治して、                        嘘の

大手口に引き返して来ました。

そして、若者達に向かって

「わりどみゃ、ほんなこて半剃りン和尚様ば見たろうが」      (お前達は、本当に半剃りの和尚様を見ただろう)

と言いました。すると若者達は

「見た、見た。オイどんの負けバイ。ソイどん、なして          (見た、見た俺達の負けだ。しかし何で

こぎゃんこつば知っとたつかい」                     こんな事を知ってたんだ)

と、かんねさんに尋ねたという。

「そりゃ、言わんが花バイ。また一升賭くンなら             (それは、言わぬが花だよ。また一升賭けるなら

教えてンよか」                   教えてやってもいい)

と、また賭け事のことを言い出したが、若者達は

「もうよか、わりと賭くるぎ、ろくなこたなか」                (もういいよ、お前と賭けると、ろくなことはない)

といって、賭けを拒否しました。

かんねさんは、酒一升受け取って家に帰って

飲んだそうです。

おしまい

我等が「かんね」さん、己のためには、由緒あるお寺の

おしょうさん・・・しかも、普段から自分のことを

可愛がってくれる和尚さんをも、利用するとは・・・。

松露まんじゅうまで、ご馳走になっておきながら・・・。

とんちは素晴らしいですが、とんでもない男です。

実在したと言われています。

いまなら、犯罪でしょう。

当時の唐津藩の大らかさが、伝わってきますね。

それでは、また次回をおたのしみに!

2006-12-26-Tue 15:35:12 │EDIT

昨日のつづき

若者達に賭けの話を持ちかけたかんねさん

さあ、どうなりますか?

「ただじゃ、いわれんばい。酒ば一升賭くんなら

いうてんよか」                                  (無料では教えない。酒一升賭けるなら言ってもいいが)

と、賭けの話を持ちかけました。

若者達は、ちょくちょくかんねさんから、賭けで

やられているので、用心して

「また、酒一升や、わりばっかい おもしろうてん              (また酒一升ですか、お前ばかりが面白いだけで、

おどみゃ いっちょん 面白なかバイ」                    俺達は一つも面白くないぞ)

と言いました。するとかんねさんは、

「そんなら、教えンたい」                          (それならば、教えないよ)

といって、そこを通り抜けようとしました。

若者達は、ひょっとすると本当に面白いことが

あると思って、

「そんなら、賭きゅうだい」                         (それじゃ、賭けよう)

と、話に乗ってきました。

「そんなら 言うバイ。今かり近松寺ン和尚様ン              (それなら、言おう。今から近松寺の和尚様が

頭ば半剃りにして、こけ走って こらすバイ」              (頭を半剃りにして、ここに走って 来るよ)

と、かんねさんは言いました。

若者達は、あきれ返って、

「そぎゃん、ふうけた話ンあるもんけ                     (そんな馬鹿げた話があるわけない

近松寺ン和尚様はな、                          近松寺の和尚様はな、

唐津で一番位のたっかつバイ                      唐津で一番位が高いんだぞ

殿様でん、頭ば下げらすちゅうバイ                   殿様でさえ、頭をお下げになるというぞ

町さん出らす時ゃ、立派か衣ば着て出らすとけ            町にお出かけになる時は、立派な衣をきて、お出かけになるんだ

 そぎゃんこつンあるもんけ」                       そんな事は、あるはずない)

と、まったくかんねさんが言うことを信用しませんでした。

「そんならよかたい、半時ばっかし、こけまっちょかんけ」       (それならいいでしょう、1時間ほど、ここで待っておきなさい)

と、かんねさんは言って、近松寺の方に行きました。

若者達は、これなら今度はかんねに勝って

酒一升飲めそうだぞ。と思って待ってました。

近松寺というのは、西寺町の禅宗のお寺で

殿様のお墓があるところですから、和尚様は立派なひとで

いつも、ツンとすましていますし、何があっても、慌てたり

だらしのない格好をした事はなかったらしい。

町の中を通る時は、なおのことキチンとしていたという。

かんねさんは、近松寺に行って、庫裡に声をかけた。

「こんにちは、裏町ンかんねバイ和尚様はおらすな」         (こんにちは、裏町のかんね です。和尚様はご在宅ですか)

すると、和尚様が出てきて、

「おお!だいかちおもっちょったら、かんねけ               (おお!誰かと思えば・・・かんね おまえか     

今、暇でこまっちょる。ちょうどよかとけきた             今、暇でこまっておる。ちょうどいい所にきた

あがって、遊んでいかんけ」                          上がって、遊んでいきなさい)

といって、かんねさんが来たのを喜んだそうです。  

かんねさんは、よく近松寺に来て面白い話をして

笑わせるので、和尚様はかんねが、好きでした。 

早速庫裡にあげて、お茶とお菓子をだして

かんねさんばほとめかしたという。                        かんねさんを、歓待したという。 

「こん菓子ゃ、松露まんじゅうちゅうて こん頃、本町ン        (この御菓子は『松露饅頭』といって、最近本町の

大原まんじゅう屋ン創りでゃあたつバイ                 大原まんじゅう屋が、創り出したんだよ

うまかとん  食べテンけ」                        旨いから食べてみなさい

 注、でました・・・大原の松露饅頭!唐津を代表するお菓子で                     お土産にもってこいです。唐津にお越しの際は是非!

と、菓子の講釈までして、すすめたという。

かんねさんは、遠慮などせずに、パクパク食べて、

「ときに、和尚様、今日は小僧どんなおらっさん           (ときに、和尚様、今日は小僧さんが居られない

ごたるとん、どぎゃんさしたつけ」                    ようですが、どうされましたか)

と、尋ねました。    すると和尚様は

「うん、用事ンでけて、朝かり出かけちょる              (うん、用事が出来て、朝から出かけておる

そいで、頭ン毛ン伸びたいどん                     それで、頭の毛が伸びたんだが

そられぢいこまっちょる」                         剃れないで、困っている)

と、おっしゃった。    するとかんねさんは

「こりゃ、よか案配に、話ン運びよるバイ」               (これは、いい案配に、話が進んでるよ)

と、胸の中で思ったけど、それは口に出さず

「そぎゃんな、そんなら おりが 剃ってやろうか」            (そうですか、それならば 俺が 剃ってやろうか)

と言いました。和尚様もその気のなって

「ほんに、 ほんに そりゃよかった                     (本当か、本当にそれは良かった

剃ってくるるけ。有難かな」                          (剃ってくれるのか。有難いな)

と、頼んだという。

・・・・つづく

いいのか?和尚さん・・・。かんねさんは悪巧みの

天才ですよぉ~!大丈夫ですか?

2006-12-25-Mon 14:44:45 │EDIT

今日は、かんねどんの、和尚さんを半剃りにしたって話です。

今日は、二十日えびす様の日だから、唐津の町には、

出店が一杯出て、賑やかだったらしい。

大石町の若者たちは、農業が暇な時期なので

五、六人で連れだって、町に遊びに来ていました。

狂言を見たり、出店をひゃきゃあたりしたいどん         (冷やかしたりしたんだが)

暇が在りすぎて、なんして遊ぶぎゃよかか               (なにをして、遊んでよいか)

わからんごてなって、大手口ンにきに集まって            (わからなくなって、大手口の近くに集まって)

ぼさっと、しとらしたちゅう。                       (ぼんやりしていたらしい)

「何でん見てしもうたけん、暇ン余って                 (みんな、見てしまったから、時間があまって

どぎゃんしゅうでんなか。                        (どうしようもない)

何か、面白かこつンなかじゃろか。」                  (何か、面白いことはないだろうか?)

と、誰かが言ったらしい。するともう一人の若者が

「そうな、あんまいわあかこつもされんけん、                (そうだな、あまり悪いことも、できないし)

今かりどぎゃんしゅうけ」                            (今から、どうしましょうか

といって、お互い顔を見合わせていた。そこに・・・

かんねさんが、現れた。

「また、好かんとん来たバイ、かんねんくっと                 (また、嫌いな奴が来たよ。かんねが来ると

ろくなこたぁなかばい」                               (ろくなことがない)

と、若者達は、顔をしかめたらしい。

若者達は、ちょくちょくかんねに騙されてるので

かんねに会うのを嫌っていました。

貧乏で銭を持たないかんねさんは、祭だから

町に出てきましたが、金なしでは、何も遊べませんので

何か、いい獲物はいないだろうかと、算段しながら

来ていましたので、若者を見つけると

「こりゃ、よか獲物ンかかったばい」 と思いました               (これは、よい獲物が、かかったぞ)

だから、すぐに声をかけたらしい。

「われたちゃ、何しよるとけ!銭も持たぢ、                (お前達は、何をしてるんだ。銭も持たずに)

徒然なかろうが」                               (退屈だろうが)

すると、若者たちは、ムっとして

「何ちゅうこつばいうとけ、わりが銭ば           

でゃあちくるっわけんなかくせ、いらんこつたい」          (何を言っているんだ、お前が銭を出してくれるわけがない。 いらぬ世話だ)

と、言い返しました。   だけど、かんねも負けずに

「銭ゃ持たンでん、面白かこつンあるとば、                 (銭は持ってなくても、面白いことがあるのを)

わりどみゃ、知るみゃあもん」と、いいました。               (お前達は知らないだろう)

すると、人のいい若者達は

「面白か話ちゅうた、何け」                        (面白い話とは、なんだ)

と、かんねさんに訪ねたという。

すると、かんねさんはもったいぶって、

「ただじゃ、いわれんばい。酒ば一升賭くんなら

いうてんよか」                                  (無料では教えない。酒一升賭けるなら言ってもいいが)

と、賭けの話を持ちかけました。

つづく

ん~ん、我等がかんねさん、話の進め方が非常にうまい!

現在に生きていたら、すごい詐欺師になっていたでしょう。

まず、貧乏ということはないはずです。

2006-12-19-Tue 23:34:43 │EDIT

佐賀県地方は、本日晴天!

外は、日中あたたかだった。風は冷たかったけどね。

本日、佐賀市富士町では、ヤマメが放流されたらしいです。

来年の春、解禁と同時に多くの釣り人を楽しませてくれるでしょう。

ヤマメは、淡水魚のなかでも、一、二を争う美しい魚です。

元気に冬を越してください。

また、県内では数校の学校が早めに二学期の終業式でした。

なんでだろう・・・。

今年から、中高一貫教育になった、唐津東!はやく終業しても

遊んでないだろうな。進学校だもん。

私ならば、大喜びで遊びまわるけど・・・。

寒い冬は、家の中にこもっちゃいますね。

外のイルミネーションもいいけど・・・



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