今回も、かんねどんの話ですが、その前に・・・
第三話を公開するまえに、話が前後しますが、
前書き的なことを書き込ませて頂きます。
動機
最近の殺伐としたニュースに、深い悲しみをおぼえ、どうすれば、心豊かな社会が実現するのだろうと悩んでいたのですが、私ごときにそのような大それた事が出来ようもなく、行き詰まっておりました。
町のお年寄りの「昔は良かった・・・。」などの愚痴を聞いていて悲しくなっておりました。
昔の人たちは貧しいながらも、心豊かに暮らしていた・・・、らしいのです。
メディアなどで、昔は家に祖父母が同居していて、孫に昔話などを聞かせていた。そんなコミュニケーションが子ども達の思いやりや道徳心、想像力を育んでいた。 という記事を見て
これなら、私にも出来るかも・・・!直接は無理でも、おとぎ話や民話を紹介することで、それを見た大人が、子ども達に聞かせれば良い。
どうやって、紹介するか・・・、その時アフィリエイトで副収入を考えていたブログで、運営費用を捻出しながら出来ないか?
そもそも、昨今のファンタジーブームで、海外のファンタジー本が人気なんだから、ジャパニーズファンタジーとも呼べるおとぎ話や民話でも良かろうと、思ったのでした。
なぜ、かんねなのか
私が小学生の時、給食の時間に校長先生が校内放送で読んでくれた「かんねさんの話」をおもいだしました。永く忘れていたのですが、昔聞いた民話のなかのこの話を思い出し、この話なら郷土唐津を紹介できるし、面白いのでは・・・、と思ったのです。
ちなみにこの話は、講談社発行の日本の民話「唐津かんねの昔」 富岡行昌著を参考に私が昔聞いたニュアンスを盛り込み、現在の唐津弁に直し、また皆さんにわかりやすく翻訳?してお届けします。
読んでくださった方は、是非お子様達に聞かせてあげてください。
では、今回は日本一ン山を紹介します。
今日は、かんねどんの日本一ン山ン話ばしゅうだい
(今日はかんねどんの日本一の山の話をしましょう)
大石町の若者たちが若者宿に集まって
世間話に花ば咲かしょったちゅう。(世間話に花を咲かせていた)
そん中ン一人が
「日本一たっか山はどけあるかしっちょるけ」(日本一高い山は何処にあるかしってるか)
とたずねました。するともう一人が
「そりゃ、駿河ン富士山ばい。不二ても書くけん、あいよいたっか山どま、あっもんけ」(それは、駿河の富士山だよ。不二とも書くからあれよりも高い山などあるもんか)
と、知ったかぶいばしたちゅう。 (知った振りをしたらしい)
その時、かんねさんは横になって寝ちょらしたいどん(横になって寝ていたが)
そくと(すぐに)起き上がって、
「なんばいうちょるけ!ふうけもんどみゃ」(なにをいってるんだ!馬鹿者どもが)
と、大声で言ったという。
んんっ?日本一高い山は富士山では????
これまた、我等が かんねさん・・・・とうとう・・・・。
と、今回はここまで、続きは次回
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